【GreenT】アップデートのお知らせ(Ver. 1.5)

翻訳者や専門家のためのニューラル機械翻訳の支援ツール「GreenT」をアップデートしました。ユーザーのみなさまからのご要望を形にしています。

ご要望がございましたらぜひご連絡ください。

追加機能

GreenT:単位と数字間のスペース挿入オプション

和訳時に数字と単位との間の半角スペースの有無をクライアントから指定されることがあります。

これまでのバージョンでは、数字と単位の間に半角スペースがある場合とない場合とで表記ゆれがありました。

今回のバージョンでは、デフォルトの設定では数字と単位の間に半角スペースを削除するようにしました。挿入する場合は、以下のチェックボタンをオンにしてください。

GreenT:用語集の訳語を表示・修正する欄を追加

用語集のダイアログでは、訳語欄の幅が狭いために言葉がすべて表示されない場合があります。たとえば、以下のような場合、Flash memoryの訳語に長音がつくのかつかないのか見えません。

今回の改良にて、リストの下に選択されている項目の訳語を表示する欄を設けました。

さらに、この欄に表示された訳語を修正できるようにしました。長音を追加すると、編集中であることを示す赤字になります。

[一時変更]ボタンをクリックして確定します。

GreenT:原文に<1></1>≪1≫がある場合に、削除操作を表示

以下のように、翻訳支援ツールから出力されたタグが邪魔をして、機械翻訳の出力文が意味をなさないことがあります。

このような場合、プリエディット項目の[Tag]を選択して、タグを削除できます。以下のように[Delete All]を選択すると<1></1>≪1≫の形式の数字タグがすべて削除されます。不安な場合には[Delete]を選択して1つずつ削除するといいでしょう。

このように原文のタグを削除すれば、出力が改善されます。

GreenT:原文の「【図1】」を「図1は、」に変換する候補を表示

翻訳のStyleで特許明細書を選択している場合の機能です。

2020年11月12日現在では、DeepL翻訳を利用すると、墨付き括弧で囲まれた図面番号がそのまま[FIG. 1]と出力されます。実務では、この部分は「FIG. 1 is…」と訳しますので修正が必要になります。

そこで、プリエディット欄に変換候補を表示し、クリックで原文を修正できるようにしました。

[適用]ボタンで訳文を修正した後に翻訳をすると、以下のような出力に変化します。

GreenT:ポストエディットのユーザー設定項目を、個別変換と自動変換とを移動可能に

これまでのバージョンでは、ポストエディットのユーザー設定項目は個別変換から自動変換に移動する際に利用できました。これを、自動変換から個別変換への移動にも利用できるようになりました。

ポストエディットのユーザー設定のリストで項目を選択して[移動]ボタンをクリックします。

すると、選択された項目が個別変換のリストに移動します。

GreenT:書式保持用のタグが訳文に残る場合に蛍光ペンで着色する機能を追加

書式保持機能を利用した際に、書式が複雑な場合に書式タグが正確に訳出されない場合があり、結果的に訳文に書式タグが混入する場合があります。

上記のダイアログ中ではタグの不正確な記述に気が付けないものです。訳文をファイルに挿入すると以下のように余分な書式タグが着色されますので、誤記に気が付けます。

GreenT:Wordで動く翻訳メモリツール「Felix」 へのメモリ登録機能を追加

Felixと連動できるようになりました。Felixユーザーのみなさま、ぜひご利用ください。

[TM]タブ[Use Felix]チェックボックスをオンにすると、訳文の挿入時に原文と訳文のペアがFelixのメモリに登録されます。

(※Felixがインストールされている場合にのみこのチェックボックスが表示されます)

GreenT:メモ欄に文字列を移動するための[M1]ボタンと[M2]ボタンを追加

新たに設置された[M1]ボタン[M2]ボタンとで、現在表示されている翻訳タブ(以下の図ではDeepL翻訳)の訳文を[M1]タブ[M2]タブに移動できます。

[M1]ボタンをクリックします。

[M1]タブを開くと、[DeepL]タブに表示されていた訳文が入力されています。

改良:

GreenT:特許翻訳スタイルにて、図面番号を正確に出力できるよう改良

Google翻訳の翻訳出力が変化したため、特許の日英翻訳においてこれまでの自動修正では出力結果がおかしくなる場合が増えてきました。そこで、現在のGoogle翻訳の傾向を踏まえ、出力の自動修正機能を改良しました。

その結果、2020年11月12日現在では以下のように出力が改善されました。

原文 Ver. 1.4d以前の出力 Ver. 1.5の出力 Google翻訳(参考)
FIG. 2C is a top plan view schematically illustrating the printing system of FIG. 1A according to an example embodiment. 図2(c)は、例示的な実施形態による、圧1aの印刷システムを概略的に示す上面図である。  図2(c)は、例示的な実施形態による、図1(a)の印刷システムを概略的に示す上面図である。 図。 図2Cは、図2Aの印刷システムを概略的に示す上面図である。 例示的な実施形態による1A。
FIG. 9C is a block diagram of a second surface of the media device shown in FIGS. 9A and 9B according to one embodiment of the invention. 図9(c)は、本発明の一実施形態による、膨9aダウンロード図9(b)に示されるメディアデバイスの第2の表面のブロック図である。 図9(c)は、本発明の一実施形態による、図9(a)および図9(b)に示される媒体デバイスの第2の表面のブロック図である。 図。 図9Cは、図1および図2に示される媒体デバイスの第2の表面のブロック図である。 本発明の一実施形態による図9Aおよび9B。

バグ修正(32ビット版、64ビット版共通):

GreenT:月初に前月の使用文字数がリセットされない不具合を修正

GreenT:ポストエディットやプリエディットの登録用ダイアログで半角スペースを入力できない不具合を修正

GreenT:ポストエディットのユーザー設定の[移動]ボタンの不具合の修正

GreenT:比較機能のタブの選択時のバグを修正

GreenT:表内で不要なスペースを除外できるように修正

GreenT:用語集欄の否定語の表示の誤動作を修正

GreenT:文字列の取得時の、隠し文字やハイパーリンクのある場合の誤動作を修正

GreenT:他のアプリでGreenTを利用する際、[CB(I)]ボタンをクリックしてメモリを保存できるように修正

GreenT:バイリンガルファイルでのPropagation 機能の不具合の修正

GreenT:和訳時に英数字記号を全角にしてもタグが半角になるように修正

GreenT「ITマニュアル」スタイル時の数字チェックの誤動作の修正

バグ修正(64ビット版):

GreenT:64bit版のWordで他のアプリからGreenTを呼び出す場合の不具合を修正

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