【Word】検索対象を絞り込むためのワイルドカードの使い方

最近、キーワードのマーキングやコメント挿入の自動化ツール「蛍光と対策」(フリーウェア)のご利用の方から質問がありましたので回答します。

質問

「取扱」というキーワードに「取扱い」とコメントを挿入したいと思いExcelのリストを作成しました。この場合、「取扱手順」内にある「取扱」を除外したいのですが、設定方法を教えてください。

※実際にいただいた質問の表現を変更して記載しました。

回答

ワイルドカードで対処します。

検索する文字列:取扱[!手]

検索のオプションをワイルドカードに設定します。ExcelのC列にWCDと入力します。

このワイルドカードでは、「取扱」の次の1文字が「手」以外のものを検索します。そのため、取扱順は検索対象から除外されるのです。

そのかわり、以下のように「取扱に」のように次の1文字も含めて検索されます。

「手」以外のものを除外対象として追加する場合には、除外する文字を追加します。たとえば、取扱説明書を除外する場合は、「取扱」の次の文字である「説」を除外文字列に追加します。

すると、以下のような検索式になります。

検索する文字列:取扱[!手説]

除外文字を最初からすべて書き出すのは難しいので、試すうちに除外対象を見つけるたびにExcelのリストに追加していけばいいと思います。

このようなリストは気長に育てていきましょう。5年後、10年後にどのようなリストができているのか楽しみですね!

お試しください。

まとめ

このようにワイルドカード検索を使うと、着色やコメント挿入を正確に実行できます。

このExcelのリストは、蛍光と対策以外にも、Wordで動く翻訳チェックソフト「色deチェック」でも利用できます。

ぜひご活用ください。

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