久しぶりに見出しマップに関連するテーマです。
見出しマップとは Word 2007 (PC Online)
ナビゲーション・ウィンドウ Word 2010 (PC Online)
最近、知人の翻訳作業場を見せていただく機会がありまして、その方が見出しマップを使われていました。
私は、特許明細書を翻訳するときに段落番号にジャンプできるといいと思って、かつては見出しマップを利用しておりました。
ただ、以下のような段落番号にジャンプできるマクロを作ってからは、見出しマップの必要性がなくなったため、最近は利用しておりませんでした。
とはいっても、その知人の作業を見ていて、見出しマップもいいなと思ったので、またマクロを作ってみました。
このマクロでできること
段落の先頭に 【 (墨付きかっこ) が記載されている場合、その段落をアウトラインレベル1に設定します。
結果として、日本語の特許明細書の見出し項目すべてをアウトライン設定できるため、見出しマップに表示することができます。
【技術分野】
【背景技術】
【0001】
【特許文献1】
【図面の簡単な説明】
【図1】
などなどすべてが見出しマップに表示されます。
墨付きかっこの前にスペースやタブが入っていても、設定されます。
マクロの解説
Like演算子を用いています。詳しい解説は、関連記事「「段落番号」のある段落のアウトラインレベルを自動で設定するマクロ やLike演算子 」をご覧ください。
マクロ
Sub 日本語見出しをアウトライン設定() Dim myPara As Paragraph Dim myStr As String For Each myPara In ActiveDocument.Paragraphs myStr = LTrim(Replace(myPara.Range.Text, vbTab, "")) If myStr Like "【*" Then myPara.Format.OutlineLevel = wdOutlineLevel1 End If Next End Sub