Wordで動く翻訳チェックソフト「色deチェック」のアップデートです。
チェック精度を向上させ、OneDriveに保存したファイルでの不具合を修正しました。また、ライセンス登録に関する不具合を修正しました。今回はバグ修正がメインのアップデートとなりました。
最新版はこちらです。ぜひお試しください。
機能強化
チェック:和文の通貨表記の変換機能を追加
金融翻訳をされているユーザーさんからの要望で機能を追加しました。
これまでの色deチェックでは、和文中の通貨表記で用いられる銭については未対応でした。そのため、以下のような翻訳があるときに誤判定(あっているのに黄色!)が発生していました。
今回のバージョンでは、以下のように判定されます。5銭は0.05円ですよね。この点も正確に換算して赤文字で挿入します。
この変換機能は、Legal(法務分野)とFinance(金融・経済分野)では自動でオンになります。その他の分野でも使う場合には、[チェック オプション]ダイアログボックスの以下のボタンをオンにしてください。
ライセンス:新認証システムと旧認証システムを1つのダイアログで管理
2021年の9月から新しい認証システムを用いたライセンスの提供を開始しました。現在移行期間のため、新旧のいずれのライセンスでも迷わずに色deチェックにライセンス登録をできるよう、ライセンスのダイアログボックスを変更しました。
新しいライセンスの場合は、以下のようになっています。ユーザーIDとライセンスコードでご登録ください。
古いライセンスをご利用の場合、以下のチェックボックスをオンにするとパスワードの入力欄が現れます。ここからパスワードでご登録ください。
ライセンス:新認証システムのライセンスを共有PCで使用可能
法人版ユーザーの方で、共有PCに色deチェックをご利用いただいている場合があります。新しい認証システムのライセンスでは、共有PCに登録できない場合がありましたので修正しました。
共有PCでのご利用の場合、お問い合わせフォームからご連絡ください。ライセンスを共有PCで使えるように設定を変更します。
ライセンス:設定の初期化ボタンを追加
設定の[初期化]ボタンを[ライセンス]ダイアログボックスに設置しました。色deチェックの各種設定を初期化します。こちらもご利用ください。
バグ修正
チェック:用語集チェックでの個数カウントの誤判定を修正
用語集を用いたチェックで、原語と訳語の数を比較できます。その際に個数を間違ってカウントしてしまう場合がありました。修正しました。
チェック:用語集チェックでの蛍光ペンの着色不具合を修正
用語集を用いてチェックをする際に、正しく用語が用いられている箇所を蛍光ペンや青文字で着色する機能があります。
この着色時には、複合語であっても完全に一致するものを着色しますが、場合によっては部分一致で着色をしてしまうことがありました。
たとえば、「block copolymer」を着色するつもりが、「diblock copolymer」の一部を着色してしまうという不具合です。これを修正しました。
チェック:OneDriveのキーワード集ファイル使用時の不具合を修正
OneDriveに保存されたキーワード集のファイルを用いる際に不具合がありましたが修正しました。
チェック:★ボタンで元ファイルを開く場合のOneDrive上のファイルの不具合を修正
OneDriveに保存された原文ファイルや訳文ファイルでは★ボタンで元ファイルを開けない場合がありました。修正しました。
(参考:チェック後に、対訳表から元ファイルの対応箇所にジャンプする)
チェック:韓国語の環境での不具合を修正
日本語と英語以外の言語をチェックする際に、不具合が出る場合があります。今回は、韓国語環境で使っていただいているユーザーさんからの報告で修正しました。
ツール:用語集登録用ダイアログを起動時の表示の不具合を修正
蛍光ペンで着色しながら用語集登録をする機能がありますが、このダイアログを開いたときに設定した色を正しく表示できない不具合がありました。修正しました。
(参考:用語の登録方法)
ツール:[ツール]ダイアログを右上の[×]ボタンで閉じられるよう修正
ユーザーさんからご指摘をいただきまして修正しました。
全体:OneDrive上の色deチェックの設定ファイルが同期される場合の不具合を修正
新しいパソコンに色deチェックを引っ越しする際に不具合が出ることがありました。
実は、OneDriveでDocumentフォルダを同期している場合、古いパソコンでの色deチェックの設定ファイルが、新しいパソコンのDocumentフォルダにも自動的に作られます。
これが原因で新しいパソコンで色deチェックを使う際にエラーが発生することがありました。修正しました。