【セミナー報告】2013/04/27(土) 東京 Wordマクロセミナー(プログラミング編)

4月27日(土)に、東京でWordマクロセミナー(プログラミング編) を開催しました。

参加いただきましたみなさま、どうもありがとうございました。

積極的にご質問をいただきまして、今回もまた、充実した内容となりました。

セミナーで口頭で回答したことや、セミナーでは伝えきれなかったことをまとめた資料を、ご受講いただきました方々にさきほど送信いたしました。復習にお役立てください。

セミナー内容は毎回微修正しています。いろいろチャレンジさせていただいています。今回の内容に対しても、参加いただいた方々の声をうかがって、次回のために調整したいと思います。

イケてるセミナーの目的

Wordマクロセミナー

こんな感じの目的を定めました。

ゼロから自分でマクロを作ることは目指していません。

まずは、誰かが作ったマクロをある程度マクロを読めるようになって、それをちょっと調整できるくらいの知識をつけます。

そして、誰かが作ったマクロを組み合わせて、自分がほしいものをつくるコツを学びます。

この目的を達成するために、文法を学んで、スキルの3本柱(VBE、マクロの記録、リソースストック)を学び、マクロの編集と組み合わせをしていく、という流れで進行しました。

この目的をはっきりさせて、1日のうちで復習する時間があることを理解していれば、ある程度の余裕をもってそれぞれの項目を覚えられると思います。

知識を一気に頭にいれるときには、いくつか大きな引き出しを用意しておくのがいいと思います。

そして、その引き出しの中に学んだことを整理していれていけば、ある程度は使えるのではないかと思っています。

このセミナーの流れも目的も、一番最初にしつこく説明いたしました。

イケてる午前中の1時間半

Wordマクロセミナー

文法をざっと解説します。その次にVBEの使い方を紹介します。

常に意識しておくのは、マクロを「編集し、組み合わせて」自分がほしい機能を作り出すために、「文法」を学び、「VBE」の編集機能を覚えるという視点です。

目的を忘れてしまうと、何のために文法やVBEを学んでいるのかわからなくなってしまうからです。

文法は、今後、独学をするうちに腑に落ちるときがあるので、丸暗記する必要はないと思っています。

また、文法解説用の短いコードを部分的にながめてもよくわからないと思うので、午前中は具体的なプログラムの解説はほとんどしていません。

イケてる午後の前半の2時間

Wordマクロセミナー

午後は、午前中の文法をもとに、VBEを使ってマクロのコードを変更したり書き込んだりする実習をしました。

自分で入力するとエラーって出るんです。それを具体的に体験いただきました。

他の人のエラーは、必ず自分のエラーとして将来経験することです。

何人かで実習すると、よくあるエラーパターンを短時間で出し尽くせます。

そうすれば、どんなときにどういうエラーがあって、どう対処すればいいかわかっていいですよね。

独学で苦労するのは、エラー時の対応です。だから、こういう少人数での実習って意味があると思います。

ちょっとだけでもエラー対処のコツを知っておくと、独学時に混乱せずに対処できます。

あと、マクロの記録もしました。

これ、コツがあるんです。

コツをつかむと、マクロの独学が楽しくなります。

このマクロの記録については、編集するという観点での使いこなし方を紹介しました。

マクロの記録については、以下の記事もご参照ください。

Wordの「マクロの記録」機能は使えるのか?

イケてる午後の後半の2時間

Wordマクロセミナー

最後の2時間は、マクロの記録のクイズ、コードのストックの方法、質疑の時間としました。

今回は、質疑時間をセミナーの途中でできるだけ入れましたので、順番が前後しましたが、こんな感じの進行でした。

あと、私がマクロを勉強しはじめた当時のマクロのストックの例(数百のコードをWordの表にして管理していました)を紹介しました。

セミナーの参加者のみなさまには、このストックを差し上げています。参考としてご覧ください。

いただいた感想が「オタクだねぇ~」でした。

うれしい感想ですね。

そうです。私はオタクなんです。

そして、泥臭い作業を楽しんでやっていました。

マクロを勉強し始めたとき、どう調べればいいかまったくわからなかったので、とにかくマクロの記録でいろんなパターンを記録して作っていました。

検索条件をかえると、どんなマクロが記録されるのか?

カーソルを表内で移動させると、どんなマクロが記録されるのか?

あと、ネットでみつけたお役立ちマクロも部分的にきりとって汎用性がある形で保存していました。

そんなことをずっと繰り返していました。

でも、セミナーに参加いただいた方々には、そういう泥臭い作業を要求していません。あくまでも、実務者として、マクロをどう活用していくのか?という視点でセミナー内容を構成しています。

セミナーでは、マクロをVBEで効率的に調べる方法を紹介いたしました。

文法を学べば、ある程度のことを推測しながらマクロを編集することができます。

こうすれば、私のように、検索条件や、文字色ごとにコードをストックする必要はなくなります。

セミナーから2日が経ちましたが、自分でマクロを作ったという報告をすでにいただいています。

すぐに実行していただけるとすごくうれしいですね!ありがとうございます。

今回のセミナー内容を踏まえて、6月もセミナーをしていきます。

すでに、キャンセル待ちになってしまっています。

近いうちに別のWordマクロセミナーを予定いたしますのでお待ちください。

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