すごいフリーウェアが公開されています。毎日使っています!
(株)踊るExcel の 庄野 さんが公開されている「踊るVBE」です。
WordやExcelのVBA開発をしている方であれば「これが欲しかった!」という機能がいくつも入っています。
マクロのエディター画面(VBE)用のアドインです。これをインストールすると、VBEの操作が格段に便利になります。
超おすすめソフトです。
おすすめポイント1
何といっても検索機能がすごいのです。Ctrl + Shift + F で検索用の専用ダイアログが開きます。
以下は、「Set RE」というキーワードの検索結果です。
対象箇所がモジュール別に列挙されて、使用されているプロシージャー名やさらにどのような記述でキーワードが使われているのかも表示されています。
このダイアログの一覧だけでも探し物を見つけやすいのです。
もちろん、項目をダブルクリックしたり右上の[表示]ボタンをクリックすれば対象箇所にジャンプできます。
かなり直感的に使える検索ダイアログなので、操作説明はいらないのではないかと思います。フォントサイズまで変えられるという親切設計です。
複数個所の表記を編集する際に、編集箇所がどの程度あるのか見えると作業のしんどさも軽減されるものです。
この検索機能だけで開発の生産性がかなり上がります。
おすすめポイント2
ショートカットキーに関する細かな配慮がすごい!
特にコメントアウトとコメントアウトの解除のショートカットキーが便利です。
私はVBEのコマンドボタンをカスタマイズして、コメントやコメントアウトをショートカットキーで実行できるようにしています、というか、していました。
比較的有名な方法なので、VBAを使っている方であれば、インストラクターのネタ帳の以下の記事をご覧になった方もいると思います。
これを発展させてコメントアウト(コメントブロック)を解除する際には、Alt + X のショートカットキーを割り当てていました。
ところが、Officeのバージョンアップにともない、このVBEのコマンドボタンのカスタマイズが保持されない場合がでてきました。バグでしょうね。
その結果、せっかくコマンドボタンにショートカットキーを割り当てても次にWordを開いたときにはこの設定が消えているということが続きまして、残念ながらこのショートカットキーを使えずにおりました。
かなり前にこのバグに遭遇しまして、それ以来、ずっとあきらめていたのです。
そうしたら、この「踊るVBE」にはデフォルトで、Alt + C と Alt + X のショートカットキーが備わっているではありませんか!
[踊るKey]ボタンでダイアログを開いてご確認ください。
おすすめポイント3
VBEあるあるとして、「イミディエイトウィンドウの記述を元に戻そうとして Ctrl+Z を押したら、コードウィンドウでアンドゥされてしまったという経験」があると思います。
なんと「踊るVBE」には、イミディエイトウィンドウではCtrl+Zのショートカットキーを無効にするという粋なオプションが用意されているのです!
[踊るKey]ダイアログをご覧ください。デフォルトでオンになっています。
これはありがたい。
ついでに、イミディエイトウィンドウで Ctrl+G でコードウィンドウに戻れるのでこれもうれしいですね。今までだと、Ctrl + G で行ったきりになっていましたから。
まとめ
最近の更新履歴を見ると、すごいペースで改良を加えられているみたいです。
現在の安定した便利機能だけでも十分にありがたいソフトです。というか、[踊るKey]ダイアログに用意されているショートカットキーもまだ一部しか活用できていないし、少しずつ使える機能を増やしていきたいと思います。
今後の発展にも期待しています!
これがフリーウェアとして公開されているのだからすごいですね。
ぜひお試しを!