【色deチェック】キーワード集でチェックできる項目例

Wordで動く翻訳チェックソフト「色deチェック」にはキーワードの着色機能があります。この機能を使うと、キーワード集に登録された言葉を指定した蛍光色で着色できます。

キーワード集でチェックする言葉の蓄積方法にはノウハウがあります。

私はNGワードを登録しておけばよいと思いこの機能を開発しましたが、ユーザーさんはさらに深堀をして使ってくれているようです。

私の使い方やユーザーさんから教えてもらった使い方を紹介します。以下のようなチェック項目があります。

NGワード

漢字とひらがな

お客様から指定された表現になっているのかを確認します。和訳における典型的な例としては、「および」や「または」があります。

「および」を「及び」として「または」を「又は」にするように指定されることがありますので、「および」や「または」を着色するように登録します。

逆のパターンとしてひらがなで表記するように指定される場合には、「及び」と「又は」を登録します。

自分の間違い

これ以外にも、自分がかつて間違えてしまった表現を登録します。私はお客様の会社名の書き間違いという致命的なミスを犯したことがあります。絶対に同じことをしてしまわないように、書き間違えてしまった表現をそのままチェックするようにしています。

それ以外にも、特定の分野では使っていけない表現があると思いますので、業界のNGワードがあればそれも登録します。

誤記の可能性が高い表記

誤記の可能性が高い表記も着色をします。たとえば、以下のような言葉は日本語の技術文書では使われないと思います。

をを
のの
がが
へへ
はは
んん
にに
がが
するする
したした

英語の文書では以下のようなものです。

a the
the a
the an
an the
the the

これらを登録しておくことで、念のためのチェックができます。

ちなみに、上記の英語表記は必ずしも間違っているわけではないので、念のため確認するという意味で着色をします。

英語の文法チェック

英文の不定冠詞のミスもチェックできます。ワイルドカードを使えば幅広くミスを拾えるようになります。

たとえば、anを付けるべきところにaが付いている場合には以下の検索式で着色できます。

<[aA] [aiueoAIUEOFHLMNRSX18]

このようなパターンを自分で作っていくのってけっこう楽しい作業です。

ちなみに、上記のチェックは、チェック機能のオプションで設定すれば自動的にチェックできますのでお試しください。このときに[コメント挿入]チェックボックスをオンにしておくとなぜ着色されたのか理由がわかります。

教科書で学んだコツ(冗長表現の修正など)

これはITのマニュアル翻訳をされている先輩翻訳者から教えてもらいました。

日本語ライティングの教科書のコツを実務で確実にチェックできるように、おかしな表現を着色するという考え方です。

たとえば、冗長だとされる表現があります。「~することができる」は「~できる」に書き換えられるかもしれません。「~なのです」は「~です」に書き換えられるかもしれません。

翻訳中には気がつかなくても、最後に全体を読み返したときに不自然な表現はあると思います。

そのような箇所を念のため着色するという考え方です。これも必ずしも間違っているわけではないので「自分への注意喚起」という意味での着色です。

することができ
なのです

日本語の変換ミス

日本語変換システム(IMEやATOKなど)による同音異義語の変換ミスを拾います。特に、同じ分野で使われている同音異義語には注意が必要です。

以下、医薬翻訳のチェッカーさんから教えてもらった項目です。

知見
治験
容量
用量
個体
固体
対照
対象
有意
有為
耐容性
耐用性
末梢
抹消

これは一例だそうで、上記以外にもいろいろあるようです。

このようなノウハウをためておくとチェックの精度が上がりますね。項目により色分けをしてもよいのかもしれません。これはご自身でチェックをしやすい方法を研究してみてください。

上記に喚起されて私が思いついたのは以下のような誤変換のチェックです。

◆電気分野

設置
接地

◆機械分野

操作
捜査
走査

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