Wordの「検索と置換」ダイアログボックスは、少し使い方を覚えるとかなり便利です。
今回は、特殊文字を用いて検索する場合を紹介します。
なお、セクション区切りについては、この記事(カーソル位置のセクションの行間を増減するマクロ )で解説をいたしました。あわせてご覧ください。
<目次>
この検索でできること
特殊文字を用いて、「セクション区切り」を検索します。
この検索は、マクロの記録機能を使ってプログラム文をつくることができます。
セクション区切りを探して、その前後で処理をする場合にも使えますね。
検索方法
1.「検索と置換」ダイアログボックスを開きます。
以下のように、オプションを表示させて、チェックボックスをすべてオフにしてください。
2.カーソルを [検索する文字列] の欄において、[特殊文字] ボタンをクリックします。
リストが表示されますので、[セクション区切り] を選択してください。
3.文字列が入力されます。
[検索する文字列] 欄に ^b と入力されました。
これがセクション区切りに対応する特殊文字です。
応用技1
セクション区切りに対応する特殊文字が「^b」であることを覚える必要がありませんよね。だって、リストに表示されますから。
あと、お気づきになった方もいらっしゃると思いますが、特殊文字には多くの種類があります。
「今後何かの編集記号などを探す必要が出てきたときに、このリスト内を探せばいい」ということだけ覚えておけばいいと思います。
応用技2
上記の例では、オプションのチェックボックスをすべてオフにしました。
でも、大文字・小文字の区別や半角・全角の区別なども併用できます。
セクション区切りと他の単語と組み合わせて検索するときに使えますね。
応用技3
ワイルドカードのチェックボックスをオンにしたときには、別の「特殊文字」のリストが表示されます。