先日紹介した記事「両面印刷、片面2ページ分など、お好きなプリンターの設定方法」にて、プリンターのドライバーを複数登録する方法をご紹介しました。
このドライバーの設定を細かくすると、印刷設定を事細かに変更する手間が減りますし、印刷ミスも少なくなります。
プリンターのドライバーに設定を保存する理由
以下の記事をご覧ください。何度も書いたので省略します。
さて、今回は、プリンタードライバーに設定がされているとして、その設定変更を自動化するマクロを作ってみましょう。
マクロの記録機能を使う!
「マクロの記録」機能を使うと、人間が操作したことがマクロのコードとして記録することができます。
また、記録したコードを実行すれば、人間が操作したことを再現できるわけです。
マクロのプログラミングをはじめると、「マクロの記録は使えないので、コードを確認するために使うことがいいよ」というアドバイスをよく受けます。書籍にもそう記載されています。
ただ、私たち翻訳者やライターの実務者で、「自分が使えるマクロを作ればいい」というスタンスであるならば、案外マクロの記録だけで作れるマクロもあるのです。
コツ
「マクロの記録」機能は便利ですが、使う場合にはコツがあります。
1工程ずつ記録する
これにつきます。
なぜ1工程ずつなのか?
マクロの記録では、自分がほしいと思うコードそのものを得ることはときとして困難なことがあります。
あまりにも多くの情報が記録されてしまったり、またはほしい情報が記録されていなかったり。
たとえば、「ページ設定」ダイアログボックスで1つ設定変更をしただけなのに、記録されるコードは大量なものになりますね。
マクロの記録をはじめて、いやになる理由、またマクロの記録が使えないと思う理由はここにあります。
だからこそ、記録することを最小限にとどめる必要があるのです。
おおざっぱな考え方
では、両面印刷をするマクロを記録してみましょう。
前提として、両面印刷用のドライバーが設定されているということがあります。
以下の手順ですよね。
- 両面印刷用のドライバーを選択する
- 印刷ボタンをクリックする
- 通常の印刷用のドライバーに戻す
これを別々に記録します。
そして、最後に、これらの3つのマクロを実行する操作をマクロで記録します。
実際に記録されるコードは次の記事でご紹介します。