最近、この隠し文字を使った上書き翻訳の手法をいろんな方に紹介しています。
今回の記事も、一括置換翻訳の支援ソフト「ぱらぱら」 を用いる場合を想定しています。
すでに隠し文字を使って翻訳をされている方から、1つ質問がございました。
隠し文字をコピーして、Word以外のアプリケーションで貼付けたい。
そうなんです。
隠し文字は、Wordの機能であり、基本的には見えてはいけないもの。
なので、デフォルトでは、印刷もできないし、たとえば文書のなかのテキスト全体をコピーをしてメモ帳などのテキストエディターに貼付けても、隠し文字の部分は貼付けられないのです。
いろいろと考慮されて隠し文字の仕様が決められていると感じます。
ところが。
上書き翻訳にて、原文(隠し文字で表示)の意味を調べようとして、隠し文字部分をコピーしてインターネットや辞書ソフトに貼付けようとしても、コピーできないのです。
そんなわけで、今回のマクロを作りました。
このマクロでできること
選択中の隠し文字のコピーをする
マクロの解説
動作は非常に単純です。
コピーをする前に、選択範囲の隠し文字設定をオフにしています。
コピーが終わったら、選択範囲の隠し文字設定をオンにします。
ひとまず、これでやりたいことができるのでよしとします。
キーボードに割付けてご活用ください(「キーボードのユーザー設定」でキーボードにマクロを登録する方法 )。
マクロ
Sub 隠し文字をコピー() With Selection .Font.Hidden = False .Copy .Font.Hidden = True End With End Sub