先日の日本翻訳連盟でのセミナー の前後で、メールにて様々なご質問や提案をいただきました。
その中で、過去の翻訳案件や自分が収集した情報をデータベース化して管理したいというご要望がございました。
私には、そのようなデータベースを作ったことがないのでご紹介できるWordマクロはありません。
ただ、このようなご質問のときには、いつも市販のシェアウェアを活用することをご提案しています。
それが、KWIC Finderです。
名前はどう読むの?
読み方は、クイック・ファインダーだと思います。
ケーウィック・ファインダーではないですよー。
「kwicとは」でGoogle先生 に聞くと、答えが返ってきます。
できること
様々なタイプの文書に対してGrep検索をして、キーワードの検索結果として、検索キーワードの周辺のテキスト情報が一覧で表示されます。
これをコピーして使うことができます。
Grep検索というと、テキスト文書だけだと考えがちですよね。
秀丸のGrep検索を活用されている翻訳者の方も多いと思います。
KWIC Finder の場合、Word も Excel も、PowerPoint も検索対象になりますから、さがしものをするときに便利です。
詳細は、KWIC Finder からご覧ください。
Googleデスクトップと同じような感じで、パソコンの中身を検索できますね。
どう使うのか?
特許事務所に勤務していた頃は、社内のサーバーの案件フォルダ内を一括串刺し検索をして、過去案件(同僚が担当したものも含めて)を検索したことがあります。
KWIC Finder は、 Googleデスクトップとの違ってサーバー内のファイルも検索できるところが便利です。
去年独立したばかりなので、現在私は過去案件のデータをほとんど持っていません。
そんなわけで、翻訳用の過去案件との比較には使っていません。
特許事務所に勤務中も、過去案件の訳文を繰り返し使うということを高い頻度やらなかったので、WordとKWIC Finder との連携のマクロを作りませんでした。
Wordマクロ仲間の友人は作っているみたいですが。