特許明細書から対訳表を作成する際の、段落番号の対応ルール

Wordで動く翻訳チェックソフト「色deチェック」の対訳表作成は、特許明細書の段落番号を基準にして実施されます。

そのときの原文と訳文の対応についてデフォルトのルールを紹介します。

1.原文と訳文とが正確に対応している場合

原文

訳文

対訳表

2.訳文に抜けがある場合

訳文

[0002]段落が抜けています。

対訳表

訳文の[0002]段落が空欄になります。

3.訳文の段落が重複している場合

訳文

赤文字で示した通り、[0004]段落が2回連続しています。また、[0005]段落がありません。

対訳表

重複がある場合には以下のメッセージが表示されます。

以下のように赤文字の[0004]段落が書き出されます。今回のように段落番号が複数回記載されている場合には、文書の先に書かれている段落が優先的に書き出されます。

また、[0005]段落はもともと記載がないので空欄になります。

4.訳文の順序が入れ替わっている場合

訳文

[0002]段落[0005]段落が入れ替わっています。

対訳表

この場合、抜き出された段落は番号順に記載されますので、訳文が段落番号順に記載されている場合と同じ対訳表が作成されます。

5.訳文の重複と抜けと入れ替わりがある場合

以下のように[0004]段落が重複し、[0002]段落が抜けており、その位置に[0005]段落が記載されている場合を想定してみます。

訳文

対訳表

以下のメッセージが表示されます。

以下のように抜けている[0002]段落は空欄になります。2回記載のある[0004]段落は先に書かれた赤文字の段落が書き出されます。

6.原文に抜けがある場合

原文

【0003】段落が抜けています。

訳文

[0002]段落が抜けています。

対訳表

それぞれ抜けている段落が空欄になります。

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