【書籍紹介】Wordの使い方を学ぶにはどうしたらいい?

先日の仙台のセミナーの懇親会で、「Wordを学ぶときにどんな本がいいですか?」という質問をいただきました。

基本的な考え方は、「自分の悩みの解決策が記載されている書籍を読むこと」です。

語学の勉強と同じです。単語の意味を調べるときには辞書を引きます。文法書をいくら見ても、いい訳語を見つけることはできないと思います。例文集を見ていても、訳語は見つからないでしょう。(注:語学学習の例です。翻訳では辞書の訳語の裏を取るために、専門書等で調べる必要も出てきます)

パソコンのアプリケーションの使い方を覚えるときも同じです。なのに、どうしてか間違ってしまいます。実務者としてWordの使い方を学ぶために辞書的な本(知りたい操作がすぐわかる標準Word2003 全機能Bible:900ページくらいあり)を見てはいけません。

実務で必要となるアプリケーションの操作は、機能を組み合わせていることが多いと思います。

たとえば、Wordでよくある質問で「3ページ目からページ番号をフッターに挿入する」というテクニックがあります。この場合、「ヘッダーの考え方」「セクション区切りの考え方」「ページ番号の挿入方法」を理解してそれを組み合わせないと実現できません。

辞書的な本で、「ページ番号の挿入」の項目を読んでも、上記の組み合わせを思いつくのは至難の業です。であれば、このような操作の具体的な方法が書かれている書籍からヒントをえる方がいいと思うのです。

以下のように、実務者が特定のアウトプットをするためにWordをどのように使っているのか書かれている書籍をおすすめします。

これらの書籍は、自分が気になる項目だけ読めばいいと思います。

私は以下の書籍も読みますが、これはあくまでも辞書的な扱いです。上記のような実務の操作方法のノウハウ本で理解できなかった項目をさらに詳しく調べる場合に、索引や目次から必要な項目を見つけて読んでいます。

具体的に知りたい項目がある場合、書店に行っていくつかの書籍を手にとって、目次や索引から自分の課題を解決できるかを確認するのがよいと思います。

私は、以下のような書籍を手元に置いてます。

西上原さんの書籍ばっかりです。この他にもたくさん持ってます(笑)。

困ったら目次と索引って思っています。細かい操作をなかなか覚えられませんが、その都度調べればいいかなと思って割り切っています。

Wordを我流で使いこなすのは多分無理です。使い方を調べたり、同業者に聞いたりしてそれを真似するのがいいと思います。

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