【効率化】効率化をする視点(2)

水野麻子さんの昨日の「効率化って、そもそも何?」の記事から思うこと。

先日私が書いたブログの「【効率化】効率化をする視点(1)」に対して、「効率化」というに関して相当深めていただきました。

あんまり考えずに「効率化」の言葉を使っていましたが、新しい視点をいただき、どうもありがとうございました。

水野さんの場合、「お客様への愛情から、時間を捻出するための効率化 → マクロも一手段」という構図が見えるような気がしました。

私の場合ってなんだろうか?と考えるヒントになりました。

たしかに、なんでもかんでも自動化するのはお得感もあるし、さらに楽しいので、何の想いもない楽しむための自動化マクロって大小あわせて数百個以上は作りました。

でも、それは「効率化」よりは趣味に近いですよね。

効率化には、いろんな目的があることにようやく気がつきました。無意識に、いろんなものを想定していました。

私の場合、最近大切にしている効率化はこれ↓です。

『やれたらいいこと=やらなくてもいいこと』を形するためのハードルを下げることが(品質アップへの)効率化 → マクロが適していることが多い」ということです。

言い換えると、品質アップなど商品への付加価値があることで、「ちょっと一手間かかること、ただし、時給換算すると直接利益を生まないかも?なこと」をやりきるための仕組みをつくる、というのが私の効率化(=マクロを作る)の視点かなと思います。

時給換算しても短期的に利益を生まないかな?って思えることをやるモチベーションってなかなか維持しづらいじゃないですか。少なくとも私は。

品質アップへの思いは、確かに私にもお客様への高付加価値サービスもあるけど、自分の意地というかこだわりというか、そういうこともかなりあります。

その思いを形にするための効率化をしています。

なんか、タイミングはあうもので、昨日の職場での会話で、まさしく同じようなものがありました。

「私がもし職場で業務としてマクロを作ったら※、それは業務貢献になりうるのか?」という上司との話です。※:私は業務でマクロを作っているわけではないので、こうやってみなさんに公開できます。

で、このときの会話で非常に価値のある問いかけがありました。

「もし、業務時間中にマクロを作ったとして、それが私の時間給相応の効果を提示できるのか?」です。(別に上司は私のマクロを非難していたわけではなくて、単純な疑問です。)

私は、この話の時に、ある特定のマクロを対象にして話をしていたのですが、「できません」としか答えられませんでした。

なんか違和感がある質問だったのですが、しかもワードプログラマーとして非常にふがいないと思いつつも、金額で価値を算出することは難しいな、と思いました。

しかし、水野さんのブログからのヒントで腑に落ちました。非常にタイムリーな記事でした。

そう、私が作っているマクロは品質アップのためのマクロなんです。(全部じゃないよ)

で、その品質アップの効果を金額で換算できないものもあるわけですから、当然私が作るマクロの価値も、私がそのマクロを作るのに費やす時間(数時間)の費用対効果は絶対的に評価できるものではないんですね。

長期的にみれば、品質アップはお客様へのサービスとしてなくてはならないものですから、やっぱり追求することはいいことだと思います。

もし、時間にたいする成果品のアウトプット量(我々の場合、明細書作成ページ、件数など)だけを価値としてはかるのであれば、特許事務所で業務中にする判例の勉強会の費用対効果ってはかりにくいですよね。これと同じ考え方ですね。

というわけで、今、腑に落ちている答えは、「できます。」です。

そして、会社の業務としてマクロ作成をする場合には、その価値を決めるのは、実際のところ経営判断みたいなものですよね。

効率化の先に得られるサービスの価値を値踏みしたときに、私がマクロを作るのに必要な時間の長い・短いが判断できるというか。マクロの内容にもよりますが。

別に私が職場の業務でマクロをつくる意味を主張しているわけではなくて、マクロでできる効率化の目的についてちょっと考えてみました。

いい発見でした。水野さんありがとうございます。

効率化とは?

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